合気柔術稽古5回目

最近は忙しく、月1回のペースになってしまっている合気柔術。
また、稽古はマンツーマンのため、予約がすぐに埋まってしまう。

稽古はいつもの開脚から。
なかなか柔らかくならない。
師匠きっと、稽古以外に鍛錬をしていないのがわかっているんだろう。

そんな私でも、いつも師匠は笑顔で優しく見守ってくれる。
ありがたい。

開脚をしながら師匠は色々なことを教授してくれる。
前回もそうだったが、私が最近興味を持っている内容や
鞄に入っている本の内容が分るかのように、
必ずその話題をお話ししてくださる。。。

前回は空手道の宇城先生のお話し。
今回は、かばんの中に合気道と気功の本が入っており、
透視をしているかのようにそのお話をして下さった。
・・・すごい? いや少し怖い。

と、思ったら、今度は透視や瞬間移動等の超能力のお話。

ひゃ~。

もしかしたら師匠も超能力者かもしれない。

合気の稽古は、基本の座位での合気上げ。
両手ではすんなりできるようになった。

今度は片手。
・・・右より左の方がすんなり上がる。

師匠曰く、
右利きの人は、どうしても右に力が入りやすいので
力で腕を上げてしまう。脱力して、『氣』で上げるように。
と。

また、合気上げをした腕が途中で離れてしまい、
相手に気を切られてしまう。
最後まで上げた手が離れないよう、氣をコントロールできるように。
と。

今度は、胸の前に上げた右腕の手首を左手で掴み、その腕を横に倒す稽古。
師匠が力でやった場合は、私の腕や身体はびくりともしない。
氣を通してやると、ころっと転がされ、手首を極められて激痛が走る。

今度は私の番だ。
力を抜いて、氣で倒す・・・

あれ? びくともしない。

師匠は笑いながら、それは力と体重で倒そうとしているね。
と。
確かに、自分の重心を倒そうとしている側にかけ、
身体がそちらに傾き、正座した脚が横に滑る。

もう一度。
力を抜いて、氣で倒す・・・

うん。その調子。師匠が励ましてくれる。
そうそう。そうです。と言いながら、師匠の腕が横に倒れる。

更に、手首を掴み捻って倒す技。
小手返しとは少し違って、前腕を掴んで回す。
力だけではとても相手を倒すことはできないが、
氣を通すところっと倒されてしまう。

師範は口癖のように、力んではダメ。
自分がゆるんで、そのゆるみを相手に伝える。

施術に応用したい。
活法もそうだが、身体の不思議を実感。

ありがとうございます。
もっと精進します。