合気柔術稽古6回目

一か月ぶりにやる合気上げ。
自転車に乗るように、一度体で覚えた感覚は
時間がたっても忘れない。

そして、経験を積めば積むほど上達していく。
と思い込んで稽古。

座位で両腕を上から掴まれる。
掴まれた腕を上に上げる。
力でやろうとしても、相当筋力がなければ絶対に上がらない。

力まずに、氣を通す。
スー・・・ 腕が上がる。

師匠は、
良いですね。氣が通っています。
じゃあ、抵抗しますのでやってみてください。

と、掴んだ腕に力を込め、体重を乗せてくる。

力まずに、氣を通す。
スー・・・ 腕が上がる。

ヤッタ!

良いですね。
氣が通っているのが分りますか?

・・・わかりません。

強いですよ。氣が。
その感覚を感じて下さい。
氣のエネルギーが、こう来て、こう私に作用しているんです。

師匠は、私の身体、腕を通り、師匠の腕、身体を指をさして
氣が通っていく流れを教えてくれる。

次は自分の手首を掴んで倒されないように抵抗してください。

師匠は私の拳をふわっと両手で包むんで、横に倒す。

私は渾身の力で抵抗していたにもかかわらず、横に投げ出されて倒されてしまう。

師匠からは力みを感じないが、ものすごい力を感じる。
それが氣のエネルギー。

次は私が倒す番だ。
この、腕を横に倒す稽古はこれで3回目。
前回は一度だけ成功した。

力まずに、氣を通す。
・・・倒れない。

もう一度。
力まずに、氣を通す。氣のエネルギーの流れを意識する。

師匠は、そうですそうです!と言いながらコロリと倒れた。

もう一度。
力まずに、氣を通す。氣のエネルギーの流れを意識する。

師匠は、おっと言いながら倒れた。

ヤッタ!

じゃあ今度は抵抗しますからやってみてください。

力まずに、氣を通す。氣のエネルギーの流れを意識する。

・・・しばらく膠着状態。
呼吸に合わせて氣を通す意識で腕を倒す。

師匠は、くっと言いながら倒れた。

良いですね。その感覚です。

うん。わかったようなわからないような。
自分の体内の感覚を研ぎ澄まし、雑念を払い・・・
まるで座禅や瞑想のようだ。

その後の稽古は、片手で合気上げ、
小手返し。

どうしても力でやろうとしてしまう。

脱力して、緩んだ状態じゃないと氣のエネルギーが流れない。
筋力じゃなくて氣の力で相手を制するんです。
相手と同調して、自分の緩みを相手に伝えるんです。

う~ん。
まだまだ精進が必要だ。

この、合気が自在に使えるようになると、
施術でも効果が相当出せるようになるはずだ。

ありがとうございます。
もっと精進します。