古武術整体(活法)稽古17

今日の稽古は座骨神経痛の調整。
合気柔術の稽古仲間のSさんとOさんも参加。

痛みの箇所や動かしたときの痛みの出方を問診。
立位体前屈ができるか?可動域や痛み等を検査。

痛くない側から調整を行う。
・仰臥位で膝裏硬縮の導引調整。
・股関節と膝を直角にし、受者の横に位置し頭側の膝を
 受者の膝裏に差し込む。
 つま先を立てて脚側に受者の腰・股関節・膝を伸ばすように回す
・膝を伸ばし、脚側の手で踵を支え微振動。
次に痛い側の調整。

・横臥位で上側の足を股関節と膝関節を直角にし、
 下側の足は真直ぐに延ばす。
・脚側から両手根で臀部(座骨付近)を押さえ、外側に回すようにゆるめる
・大臀筋・中臀筋・小殿筋を肘圧でゆるめる
・上側の足腸脛靭帯を上から手掌で圧をかけてゆるめる
・更に前脛骨筋、下腿三頭筋に手掌で圧をかけてゆるめる
・そのままの姿勢から、受者に指先を見てもらい、顔から上半身を真上に向け、
 脚側から両手根で座骨を押さえ、密位になるまで押込み、
 クンと圧を加えゆっくりはなす
・受者は仰臥位で、痛い側の股関節と膝を直角に拳上
 内側の上足底(虎趾)を大腿二頭筋から座骨まで擦り下げ、
 膝を伸ばしながら足が止まる位置まで降ろす(3~5回)
・足を下した位置で膝を曲げ、足を下してそのまま維持
・ゆっくり足を抜き、足を下す
・臀部から足先に向かって手掌を上に向け軽擦

終了後に再度立位体前屈等の検査で終了。

腰痛や前回稽古した膝痛の調整と同じ手技が使われている。
こんがらがってしまう~・・・

先生曰く、手技が混ざってしまったり順番が違っても
受者の身体を壊してしまうことがない。
ただ、効果が薄くなるかもしれない・・・

とのこと。
施術の仕事で活用し、少しでもお楽にして差し上げることが
できればいいな。

もっと精進します。
ありがとうございます。