護身術稽古4回目

去年の11月以来、2か月ぶりの稽古。
早めに道場に入ると、Kさんと師範が新陰流の袋竹刀を使って剣術の形稽古。

 武術塾 柳生天狗堂様の画像より
http://yagyutengudo.net/hikihadashinai/shinaichumon

 

袋竹刀(蟇肌竹刀(ひきはだしない)とも呼ぶ)は、
現在の剣道の竹刀の原型で、実戦に近い稽古が出来るようにと
新陰流 流祖 上泉伊勢守が考案したそうです。

それまでは稽古で使うのに、「刀」の代用品が「刃引きの刀」や「木刀」で、
ケガをしてしまったり、打ちどころが悪ければケガでは済まない事になってしまいます。
もっと打ち合いを容易に出来るようにし、本来の兵法修行で大切なしたのが、この「袋竹刀」です。

現在も柳生新陰流、鹿島新当流、馬庭念流、小野派一刀流、寺見流など多くの
剣術流派の稽古に用いられていて、
現存の柳生新陰流は表面に赤漆を塗り鍔が無い袋竹刀を用いるとのこと。

目の前で、その伝統ある袋竹刀を使って稽古をしている。
時折、パシッ バシッ と竹刀がぶつかる音。
めったに見られるものではなく、流石に迫力があり、胸に迫るものがある。

見とれていると、新陰流の構えと振り方、足運びを少しだけ教えて頂いた。
感激です。

太氣拳護身術の稽古は、
太氣拳の基本技と合気道の技をミックスした師範のオリジナル。
攻撃に対する捌きが中心で、実際に殴ったり、蹴ったり、投げたりはしない。

見ていると、とても簡単だけど、実際にやってみると
相手を崩すつもりが自分が崩れ、手足の動きがバラバラになり、
全身に力が入ってロボット動き。
一人であたふたしている。

苦笑するしかない。

初めての稽古の時は、ただただパニック状態で
3回目の前回はやっと動きが見えてきた。

今回は・・・ 初回の状態に戻ってしまったようだ。

他に稽古している古武術や活法、施術も同じで、
力を抜いて、自分がゆるんで相手を崩す。

課題は同じだ。

次に稽古に参加できるのはいつになるか。
時間をつくってまた参加したい。

ありがとうございます。