古武術整体(活法)稽古32

先生と贅沢なマンツーマンでの稽古。

9か月、32回の稽古で、活法の基礎をみっちりと学んできた。
来週からは、応用技を主に稽古するとともに、
武術(護身術)の稽古にも参加できるように、施術の仕事のシフトを変更する。

まだまだ、活法の技に自信があるわけではないし、稽古した技の種類も少ないと思う。
が、更に飛躍するとともに、武術の動きの習得も必須だと覚悟を決めた。

今日は、武術の動き、柔らかい手の使い方の稽古から始まる。

相手を向かい合い、手首の少し下をクロスして合わせる。
力を入れずに、前腕部をくるっと回して
相手の手と自分の手の位置を入れ替える。
また、前腕部をくるっと回して
相手の手と自分の手の位置を入れ替える。
これの繰り返し。

言葉にすると難しい・・・
やってみても難しい・・・

客観的に見ると、単純な動きで簡単そうだ。
自分は先生に手の動きを誘導されてクルクル回されている感じだ。

自分が回そうとすると、タイミングが合わず手がすっぽ抜けてしまう。

先生から、力を抜いて、回そうとしないで。と注意を受ける。
またしても力み。
自分では力を入れている心算も感覚もないが、力を相手に感じさせてしまう。

武術で言えば、相手に自分の動きがばれてしまい、技を避けられてしまう。
施術で言えば、相手にゆるみを伝えられず、逆に筋緊張を起こしてしまう。

今の自分にとって大きな課題だ。

また、先生は、この手の使い方ができれば、
相手を掴むことなく、力を使わずに、
動きだけで攻撃を捌き、相手を崩すことができるようになる。と。

またしても奥が深い古武術の世界。
腹筋や腹圧の運動も交え、雑談を挟みながら和やかに稽古が進む。

活法の稽古は、大転子と肩関節、腹部の調整。

最後に立禅の指導もして頂き、盛りだくさんの稽古だ。

古武術の殺法と活法。
両方の達人から指導が受けられる、
とてもありがたい環境に自分がいることに、改めて感謝。

ありがとうございます。