古武術整体(活法)稽古35

先週に引き続き、腰痛の調整を稽古。
先々週はKさんが、先週はSさんが腰痛。

やはり、整体や施術を生業にしている人は、
どうしても前傾姿勢になり腰に負担がかかり
疲労が蓄積してしまう。

私もたまに、人を施術している場合ではなくなる時がある。
誰か~ 腰の施術。お願いしまーす(泣)って

また、お客さんや患者さんも腰痛が一番多い。
なので、活法の稽古でも腰痛の調整で、
練習を兼ねてお互いに調整し合うことが多い。

1.膝裏硬縮導引調整
2.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の圧痛検査
3.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の牽引調整
 ・仰臥位で痛みが無い方から調整
 ・両足を揃えた位置から、足を横にずらして
  身体が「く」の字になるように側屈。
  外側の足は下に降ろさず、密位になるまで側屈。
  足を内旋させて暫く牽引。
 ・その状態のまま、クンクンクンと牽引
4.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の圧痛検査
5.腹部調整
6.伏臥位で足の拳上検査
7.仙骨調整
 ・拳上しにくい、力が入りにくい方の仙腸関節を調整
 ・仙骨に手掌を当て、中指は尾骨に位置する
 ・拳上しにくい、力が入りにくい方の仙腸関節を開くように
  手掌をスライドし、手をクロス。
  その状態で足の拳上。
8.骨盤回し
 ・拳上しやすい足側を上に横臥位。
  股関節・膝は90度に屈曲し座骨に手掌を当てて
  肘を伸ばして、体重移動で外側に押し回す。
 ・伏臥位に戻り、拳上しにくかった足を上にし、逆側の足をクロス。
  座骨に手掌を当て、肘を伸ばして、体重移動で外側に押し回す。
9.脊柱起立筋の押圧調整
 ・伏臥位で脊柱起立筋の痛みがある場所を拇指で押圧。
  押圧した場所を頂点に、腰を上げてもらい、脱力。
10.仙骨叩き
 仙骨~脊柱を響くように叩く。
11.氣を通す
 立位で、腹部のへその下に四指を当て、腰の痛みがあるところに逆の手掌を当てる。
 腹部から腰に向けて氣を通す。
 腰に当てた手は痛みを掴んで抜く。

次に、腰の次に不調が多い肩の調整。

今日も盛りだくさんの稽古だった。

武術もそうだけど、力まず柔らかい手が重要だ。
また、考えずに自然に身体が動くように、
何回も練習が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。