古武術整体(活法)稽古44

前回の復習で、振りの施術を稽古。
私は前回仕事の都合で休んでしまったため、
初めての稽古となる。

神道でも、たま(霊・魂)振りという修行?があるらしい、
また、太極拳の修行でも同様の動きを行うらしい。

やってみると、全身が熱くなり、血流(氣の流れ)が良くなる。

それを、活法で施術に応用している。
さすが活法。とても奥が広く、幅が広い。

長座位で上体の捻転検査
手のひらを上して鼠径部におく
片足づつ股関節を回すように8回回転 
足をクロスして両足とも回転
上体の捻転検査
明らかに捻転が楽になり、可動域も広がっている!

長座位で前屈検査
手のひらを上して鼠径部におく
正座をし、頭方の大腿にふくらはぎを乗せて足首回転
前屈検査
これも可動域が広がる!

正座で肩可動域検査
肘を曲げ、手を下から後ろに回し、腰・背中・頭方に上げる
肘を曲げ、手を上から頭の後に回し下に下げる
手首と肘を持ち肩を回転
肘と上腕の根元、脇に近い所を持ち肩を回転
肩の可動域検査

伏臥位
仙腸関節に、両手刀をVの字にして当てて
椎間板運動の要領で上下に揺する
仙骨叩き

仰臥位で股関節可動域(開脚)検査
両膝を立て、膝を曲げたまま足裏を合わせ、膝を開いて股関節を開く
股関節が硬い方に、身体をくの字にするように骨盤を曲げ身体を側屈
硬い方の膝が下がる
前にならえしてもらい手首を掴んで上体を起こす
ゆっくり上体を倒して、くの字に側屈した身体を真っ直ぐにする
膝を開いたまま、膝を両側から持って骨盤を回転
股関節可動域(開脚)検査

椎間板運動
仰臥位で膝を閉じたまま、股関節と膝を屈曲
足の裏を自分の膝に乗せ、相手の膝を持って腰椎を運動させる
股関節と膝の角度を変えることで、胸椎や頸椎に効かせることもできる
膝に乗せず、両膝に挟んで行ってもよい

その他、自分で行う椎間板運動は、
立禅の形で腕は脱力して下ろし、膝のみ使って身体を上下に運動
木刀の素振り等
椎骨を開いたり閉じたりして椎間板を動かし、
椎間板を柔軟にし、随液を還流させる。

活法は、関節の可動域を広げることで不調を改善する技が多いとのこと。
なるほど!

今回も、盛りだくさんの稽古だった。
施術の仕事で活用できそうだ。

ありがとうございます。
もっと精進します。